ステージ30の攻略~Lucoエッセイ~

 これは、30代の私が目の前に現れた壁という壁、この八方塞がりの状態からなんとか抜け出したいと足掻いて自分なりに あみ出した私なりの攻略法です。

何かに気づきながら、とか自分と向き合い続けた…なんて固いことは考えずに、

「この人の頭の中アホだなぁ〜🧡」と楽しみながら笑ってやって下さい🙇‍♀️

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〈ステージ30とは〉

ボスレベルの敵が、雑魚キャラのスパンで現れる!それが30代です。

怒涛のように訪れる試練と苦悩、その数もさる事ながら、1つ1つの事の大きさは、20代では想像しえないデカさだった。

必殺技や必勝パターンも会得しないまま、ひたすら基本のパンチとキックのみで、地道に相手のHPを奪い、それでも何とか前へ進み、気が付いたらここにいた。

そして、フッと見上げると、バカみたいなデカさの、このステージ最大のボスが目の前にいる、それが40代への入り口です。

「嘘でしょ?まだなんの装備も整えていませんけど?」「必殺技もまだ、マスターしていませんけど。」「レベル上げがまだ終わっていないんですけどぉぉぉ😭」

このまま基本攻撃だけで先へ進むのは、余りにも危険で無謀な気がする。

あらがえ!あらがえ私‼︎

残された時間で、この先を生き抜く武器と技を身につけるのだ。

いま、あの巨大な折り返しコーンが薄っすらと見え始めてきた。あの巨大な赤いコーンを、いかに華麗にターンするのか。はたまたコーンに気付かずに、このまま直進するのか?

ステージ30のラスボスの背中には2つの扉があります。あなたはどちらを選びますか?

これは、30代というステージをクリアする為の攻略ガイドです。戦い続けるあなたの、回復や癒しになり、あなたのヒーラーになれるなら嬉しいのです🧡

<何故こんにしんどいの?>

ステージ30は、何故こんなにしんどいの😖

それはね「一夜にしてマル裸」だからだよ😏

ステージ20、成人したとはいえ「まだ学生だから」「まだ新人だから」社会からは、まだ成人したばかりという、見えないオブラートに包まれている。

ステージ20の結婚は「まだ新婚だから」というオブラート、世間はそんなオブラートに包んで温かく見守ってくれる。

アラサーと呼ばれる後半戦も

「アラサーっていったって、まだ20代の方でしょ?」なんとなく世の中は20と30の区分けに厳しい気がするのです。

19が20になると、一夜にして大人になったように感じて、成人への第一歩はドキドキでいっぱい💕

昨晩まで自分を拒絶して、鼻であしらっていた「未成年お断り」の看板が、一夜にして甘美な笑みを向けてくる。

しかし29が30になると何が変わるのか?

そう、昨晩まで自分をヌクヌクと温かく包んでくれていたオブラートが消え、一夜にしてマル裸になってしまうのです。

裸の「本質」が暴かれる。

「もう30なのに こんな事も出来ないの?」

「もう30なのにこんな事も知らないの?」

「30過ぎて何やってんの?」.

もうこのステージに温かいオブラートは存在しない。

そして、ある日突然に

「ちゃんとした大人にならなくちゃ」と慌ててさまよいだす。

でも、自分の何を どこから変えたらいいか、よく見えなくて不安だし。闇雲に暴走して失敗するのもカッコ悪くて恥ずかしい。

『五里霧中・八方塞がり・四面楚歌』

これがステージ30のトラップです。

<持て余すプライド>

持て余すプライド😏

ステージ30の厳しさは、何も他者からの視線だけではないのです。自分自身の中に音もなく忍び寄り、知らぬ間に膨れ上がっていたソレ。

いくつもの選択肢、右と左にずらりと並んだ扉から、1つを選び続けて辿り着いた「今」

決して楽な道ばかりを選んできたわけじゃない。

じふはここまでやってきた、そのプライドと自負が今の自分を支えている。

オブラートが消えた今、自分を守るのは自分自身。そのプライドも自負も、ご自身で温かく包んであげればいいのです。

しかし、ステージ30まだ迷いの中。

剥き出しの本質に、何を装備したらいいのか、とりあえず身につけてはみたものの、本当にこれでいいのか?

確証が得られないまま漠然とした不安の中、それでも待ったなしに迫り来る無数の敵。

深く考える余裕もなく、時間もなく、あるのは自分を支えているプライドのみ。

だからこそ、ソレを傷つけられるのは、本当に嫌なのです。否定されるのが本当に嫌!!

というか…怖い😱

何としてでもこのプライドという鎧を守りたい。傷つけられてたまるもんか。

これによって、過剰なガ ードに徹してしまう。

プライドが大きければ大きいほど、そのガード範囲も広くなり、徹底防御を余儀なくされ、時間と余裕の消耗。

結果、相変わらずの基本攻撃のみで戦わざるを得なくなり、まさに悪循環。

そりゃ辛いよね💦だってなんやかんやと次々起きるんだもの。

<ドンブラコッコの人間関係>

「この人ちょっと苦手かも…」と思っても、口角を定位置に収めるフェイクスマイル。

沈黙を避ける為だけの、当たり障りのない会話、差し支えない話題もそろそろネタが尽きてきた。

それでもそれが大人の世界、年功序列、上下関係に縦社会、挙句の果てにマウンティングって何なのよ?

下から突き上げられ、上から押し込まれ、もうペッチャンコ😑

今更抜け出せない…「辛ければ逃げろ」と他人は言うけれど、逃げたその先まで他人は寄り添ってくれるわけもなく。

このステージ30では、自分を確立して自分で主張出来ないと、ドンブラコッコと流され続けていくのです。

濁流だと知りつつも、どこまでぇぇも行くのですか?

それが心地よいのなら、お好きなように。

しかしステージ40は、もう迷えないのです。

今こそ立ち上がり、自分を確立してみませんか?😆

『気がつけば、寂しがり屋の孤独好き』

そこから抜け出したいのなら、このステージに必要な武器を お渡ししましょう。

さぁ!!ここからが反撃だ😆

٩( 🔥ω🔥 )و

«最強の武器を手に入れる»

立場や環境、職種によって、有効な武器は違ってくるでしょう。

バリエーションが豊富であれば、敵の弱点に合わせて最も効果的な一撃をくり出す事ができます。

防具においても、自分のレベルに合うものでないと、頑丈さだけにこだわり過ぎると重すぎて、身のこなしかスマートじゃなくなってしまいます。

人は常に学び、進化していきます。何故なら次のステージには必ず、今までとは桁違いのボスが待ち続けているからです😏

<叶えてはいけない夢を持つ>

では、早速実践です😆👍

まずは防具からいきましょう。夢や目標を作る。

🤣当たり前過ぎてガッカリしました?

しかし、持つべき夢は「叶えてはいけない夢」なのです。

現実的には到底叶えられそうもない、突拍子もない夢を持つのです。

今の自分とは1点の交わりもない、現実より遠ければ遠いほど良いのです。

例えば、海外にお城を建てて住むとか、世界的なフラメンコダンサーになるとか、個性派のアーティストになるとか?あの芸能人と結婚するとか😍

べつに誰かに話すわけでも、語るわけでも、ないので、物凄く強欲にいきましょう。

夢は、叶えなきゃいけないなんて事はないんです。

叶えたいと思案している時間、その「夢」の中にどっぷりと浸かったポジティブな時間と空間。そこが大切なんです。

その時間と空間は、「現実」から1度自分を引き剥がしてくれる場所です。

感情的、悲観的になりそうな時、柔らかいこの空間で、1度リラックスしてから考えた方が、いい判断に辿り着けるかもしれない。

鋭気を養って明日に繋げるのです。

その「空間」で1度自分をマイナス感情からフラットの状態にします。そこから、先を見た方が事の全貌がクリアに見えるからです。

だって、ネガティブ思考ベースのまま考えたって、いい答えには辿り着けないでしょ?

自分自身を強制的にポジティブベースに連れ出してくれる。

それが、「叶えてはいけない夢」です。

〈覚醒する憑依の魔法〉

次は、自分を覚醒させる必殺技を身につけましょう。

必殺技というものは、技の名前を叫びながら決めポーズというのが「お約束」ですよね。

では…行きます。読みながら一緒にやりますよ。

まず、肩幅に足を広げて下さい。右手左手お好きな方を天に突き上げて、5本の指をめいいっぱい広げて、そうパー✋

そして反対の手は腰‼︎さぁ叫びますよ。

「ひょぉぉぉい(憑依!)」……。

うん、今、絶対やってないでしょ?やって‼︎

あのね、遊び心と余裕がないと柔軟に生きれませんよ😆バカだと思ってもチャレンジしてみる。何かが吹っ切れるから。

憧れている人、尊敬する人、自分の苦手分野を得意としている人はいますか?誰かのマネをするのではなく憑依させるのです。

話し方や言葉の選び方、座り方やら立ち姿、笑う時の口の開け方まで、とにかく観察して自分の中に入れていきます。

苦手な事や困難に立ち向かう時、その人を憑依させ、本人になりきるのです。

事細かに観察したなら、きっとアクシデントに出会ってもこう思うはず、

「あの人なら、こう言うはず」

「あの人なら、こう切り抜けるはず」

誰もが常にオリジナルである必要なんてないのです、他人のマネをする事は決して恥ずかしい事ではない。

何故なら憑依したあなたは、別の人格として、物事を別の視点から捉える事ができる。へばりついた自分から、距離を取って客観視する事もできる。

さぁ、気合いを入れて決めポーズ🤣

1回やっちゃえば恥ずかしくないって🤣🤣

次は、マルチに対応できる武器を紹介します。突然ですが、最近大笑いしたのはいつですか?

〈私はあなたが大好きですの銃〉

お腹を抱えて、転げ回って、大口開けて。

そもそも、そんな下品な笑い方はしないとか?

じゃぁ、いきますね。まず鏡の前に立ってください。その鏡に汚れがあれば、まずその鏡を綺麗に磨いて下さい。

そして心の中で「あなたが大好きです💕」と唱えながらニッコリ微笑んで下さい。

はいはい、もうここまで来たんだから恥じらいは捨てて下さい😆

頭を柔らかく、心も柔らかく、水はどこまでも柔軟ですが冷えて固まった氷はパキンッと割れてしまいますよ。

さぁ、溶かしましょう😆

「大好き💕」という言葉を心に浮かべた時の顔は、きっと最も柔らかく温かい表情ではないですか?その顔こそが最強の武器です。

「大好きです」と思うことは、何も特別な人にだけしか向けてはいけないという事もないのです。言葉にするのは限られた人だけにしても。思う心は出会う全ての人に向けてもいいのです。もちろん自分にも👍

「おはようございます」に大好きですの笑顔を加えてみて下さい。ちょっとイヤミの多いあの人にも「それでもあなたが大好きです💕」という笑顔でブロック。

自慢話が長いあの人にも、「そうね、あなたは凄い、だからあなたが大好きです。」の笑顔。

自分が完璧ではないように、他人にも欠けた部分は必ずあるのです。弱さやズルさは、みんな持っていて、いつもは制御できるのに、その日は何らかの理由で出来なかっただけかもしれない。

嫌な一面は、たまたま見えたその人の一片にしかすぎないのかもしれない。

粗を探さずに良い面を1つ見つける事で、お互いに尊重しあえる、最大の協力者になる可能性だってあるのです。

そして作り出した笑顔をキープする事で、自分自身も嫌な感情に引きずられないというガードにもなります。

でも、どうしても笑顔を向けられない時もありますよね?例えば自分が傷つけられたり。

そんな時は、「あぁ、この言い方や態度は、こんなにも人を傷つけて、こんな気持ちにさせるんだ…」と客観視して、

自分は同じ事をしないよう。自分が無自覚の加害者にならないように「この経験のお陰で私は無自覚の加害者にならなくて済むわ、学ばせてくれてありがとう、大好きです」と心で思って、適切な距離を取りましょう。

どんな人も自分の為の「教材」の1つだと思えばいいのです。決して簡単ではないけれど、心の隅に留めておくだけでも十分だと思います。

そして、初対面や普段あまり会わない人に「大好きの笑顔」を向ける事は、そもそも敵を作らない。という効果で無駄な戦いを避ける事ができるかもしれません。

温かく優しく全てを包み込むような笑顔を、どうか出し惜しみせず、周りの人や出会う人に放ってみませんか?

縦に伸びる事が重視された社会、他よりも秀でる能力、圧倒的な個性が求められた。

〈最後までお付き合い頂きありがとうございました〉

ならば次は、横に伸ばしてみませんか?

周囲に対して自分はどう広がるべきか?

どんな手を差し伸べられるのか?

縦に伸び悩んだら、横に大きく伸びたらいいじゃない。いかに高く登るかも素敵だけど、大きな器を作り、その中にどんな水を貯めるか、そんな生き方もいいなぁと思うのです。

自分を変えたい、変わりたい、成長したい、そのスタート地点に立ったとき、それはつらくて不安で孤独を感じるかもしれません。

でも、あなたはそのスタートを選んで、そこに立った。それだけでも凄い事なんだよ。強く逞しい勇気だと思います。

だから大丈夫。

そんな心を、私はとても美しいと思います。

大好きです🧡

おわり

〜Luco〜

ステージ30の攻略~Lucoエッセイ~” に対して4件のコメントがあります。

  1. tomokoanjella より:

    おはようございます✨✨✨

    「叶えてはいけない夢」
    考えたこともなかったです
    というか、バカでかいスケールの大きな夢って、本当に小さな頃しか考えてなかったような。私は、どちらかというと割と小さなささやかな夢を日々叶えていく感じでした。

    lucoさんは、この方法は自分で編み出したのですか?

    1. kazkaz79 より:

      そうなんですもがきにもがいた挙句の方法(笑)
      「叶えてはいけない夢」だから現実とのギャップや叶えられないと落ち込む必要もないんです。
      それは単に自分の中に心地よい場所を作るという事です

      1. anjellatomoko より:

        そうかぁ。
        現実とかけ離れ過ぎた夢なら、叶えられないからと言って別に落ち込む必要ないですもんね!
        な〜るほど。

        ちょっと面白そうなので、色々思い描いてみよっかなぁ

        1. kazkaz79 より:

          そう!それ!そこなんです!あくまで「心地よい世界」であればいいのです。
          なので、ぶっ飛んでいればいるほど良いいつかスペインに行ってフラメンコを夜な夜な踊り倒してロブスターに食らいつくとかね(笑)
          もちろん、フラメンコは踊れないし、スペイン語も全く話せませんがフラメンコの衣装を検索してるだけで楽しくなっちゃう

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